【2018年 東京初詣】水と蕎麦の香り 深大寺へ
あけましておめでとうございます。(挨拶らしい挨拶)
年が明けてから既に一週間近く経ってしまいましたが、今更ながら初詣に行ってまいりました。
因みに初詣はいつまで大丈夫なのか? と心配になりばあちゃんに聞いたところ、その年に初めて行くのが初詣とのこと(地方によって違うみたいね)。
というわけで、蕎麦を食べつつ、東京都調布市の深大寺に初詣に行ってまいりました。
吉祥寺から深大寺へ
中央線吉祥寺駅、南口の6番乗り場から「深大寺行き」のバスに揺られ30分程。
やってきました深大寺。
ついた瞬間思ったのはここ東京? という感想。(良い意味で)
辺りは木々に囲まれ、水路が流れ、門前には水車のある蕎麦屋が並んでいる。
さながら、鎌倉のような古都や、軽井沢のような避暑地の雰囲気。
それもそのはず、ここ深大寺は東京では浅草寺に次ぐ古さだそうで。
バス停としては「深大寺」で降りるとちょうど目の前なのですが、その手前の「深大寺入り口」辺りからそれまでの住宅街とは一転、木々が増え、まるで人里離れた山間の雰囲気に。
夏目友人帳の『きみが呼ぶなまえ』辺りが似合いそう。(もっと人が居なければ)
バスを降りてすぐ目に入るこちらの地図を見ての通り、お寺だけじゃなく、都立神代植物公園を始め(ここも昔は深大寺の敷地だったそうで。どえりゃー広い)東京に居ながらまるで、地方の山間へ旅行に来たかのような気分が味わえました。
すっかりここだけでも満足なのですが、今回の目的は初詣。
門前に並んでいる蕎麦やお菓子に後ろ髪を引かれつつ、まずは本堂へ。
流石に三ヶ日も過ぎれば、そこそこ人もまばらで、待たずに無事初詣を済ますことが出来ました。
すぐ隣に元三大師堂なるものも在ったので、参道に戻る前にこちらにも寄り道。
因みにおみくじも引いたのですが(巫女さんが居たよ!)
……末小吉なる見慣れぬ文字が。
果たして良いのか悪いのか。頭を抱えていると丁寧にもすぐ近くにこんな看板が。
下から2番めかい!
因みに、神社では和歌、お寺では漢文で書かれているそうです。
深大寺そばとそばぱん
先ほど水車の写真も掲載しましたが、ここ深大寺は湧き水が有名。
すぐ近くにある「不動の滝」は東京の名湧水57選にも選ばれているそう。
僕の故郷の福島の会津や猪苗代なんかもそうですが、水が美味いところは蕎麦も美味い。
ここ深大寺周辺も「深大寺そば」として20数件もそば屋が軒を連ねております。
さーて、無事初詣も終え、どの店に入ろうかなあと物色していると良い匂いが……。
蕎麦じゃないやん。
いや、これどうやら「そばぱん」という代物らしく滅茶苦茶良い匂いに釣られて買ってしまいました。
あんこやキーマカレーなんてのもありましたが、野沢菜をちょいす。
長野とかで食べるおやきみたいなものかなあ、と思ったら想像以上にもっちもち。
パンや饅頭と言うよりは、肉まんとかあっちに近い感じ。
ただ、蕎麦の風味とそのもっちもちの食感ですっごいうまい!
お店に入ってゆっくりするほど時間がないけど、深大そばは食べてみたい……という方におすすめです。
値段も300円程でリーズナブル。ってかこれ近くのコンビニで売って下さい。
他にもそばサンドやそばバーガー(噛みそう)なるものも。
正直、そちらにもすっごい惹かれたのですが、ここはぐっと堪えて近場のそば屋へ。
亀島弁財天池横の青木屋さんで、天ざるそばを頂きました。
行儀が悪いのは百も承知なのですが、窓から中の様子を伺ったところ、しその天ぷらが目に入ってしまい余りにも美味そうだったので、ここに決定。
蕎麦は太めでコシがあり、蕎麦つゆは甘め。
天ぷらも海老、茄子、しその葉の三つがサクサクで美味い!
特に蕎麦つゆが個人的には、もっとしょっぱいのが地元では多かったので新鮮でした。
因みに他のメニューはこちら。
今度来た時には温かい蕎麦も食べてみたい。
ってか、深大寺ビールもかなり気になる……。
水、蕎麦、深大寺
というわけで、改めて東京調布市の深大寺へと初詣に行ってまいりました。
正直、去年は明治神宮に行ったから今年は寺だな……なんて具合で安直に決めたのですが、大正解でした。
時期が時期だったからかもしれませんが、よく見る簡易的な出店は一切なく、昔ながらの門前のお店だけというのも、雰囲気を壊してなくて素敵でした。
午後になってから家を出たので、余りゆっくりと境内を散策できなかったのが心残り。
どうやら他にも陶芸が体験出来るところがあったり、「ゲゲゲの女房」のロケ地だったり(そういや、目玉おやじの団子が売られてた)すぐ近くにある神代植物公園と合わせて一日かけて周れそうな感じでした。
初詣だけではなく、2月には節分豆まき大会があったり、3月には達磨市が開かれたり、それ以外にも普通に休日の散策にもおすすめです。
今度は夏にipodに夏目友人帳のOSTなんて入れて、もう一度訪れたいなあ、なんて思いました。
もし何かしらのご参考になれば幸いです。
散文でした。